前回記載させていただきました、「食品の放射能測定の検討」関連についてですが、目的が良くわからないとのご意見を頂きました。ご意見下さった方ありがとうございます。
今回は何故この実験を行ったかをご説明いたします。
今回の福島第一原発の事故で、予想通り葉物野菜に始まり、現在は牛肉の汚染の件がやや沈静化?に向かっている状況だと思います。おそらく今後は海産物に関する事などが出てくるのではないかと心配しています。
尚、ここでお話ししたいことは「食品の汚染を訴えたい」のではなく「事実を知って生活して行く」ということです。その事実を一般の消費者として「知る手がかりはないのか」と言うことで実験を行っています。
尚、ここで述べる事は全くの個人的な意見で、いたずらに不安をかき立てるつもりは全くありません。またこの結果を用いて発生した損害についても一切の責任は持ちません。
今回の実験では、添加するカリウムを多く含む塩を混ぜやすいと考え挽肉+減塩塩の組み合わせで実験を行いました。前提として元の挽肉は汚染が無いものとして考えています。
ガイガーカウンターによる食品の放射能測定の検討その2
ガイガーカウンターによる食品の放射能測定の検討その3
これまでの検討結果では、
1)放射性物質がある程度含まれているものは、無いものと比べてガイガーカウンターで識別できるかもしれない。
2)上記の定量的な判断はこのような簡単な測定方法では判断は難しい。
という結果になると思います。
つまり、国が定めている基準値と比べる云々は別として、ある程度放射性物質が含まれている物であれば、比較的簡単な測定でも多少の情報は得られるのではないかと言うことです。いい加減な判断でも、たとえば冷蔵庫のおかずが傷んでないか臭いをかいでみて「大丈夫かな~」と判断する様なもので、含まれる微生物の数はわかりませんが、お腹をこわさないためには役だっているでしょう。
食品汚染はガイガーカウンターでは測定できないと一般には言われています。おそらく、私も同意見です。しかしながら「測定」はできないけれども、熱いかぬるいか、重いか軽いか等のおおざっぱな情報は得られるのではないかと思っています。何せ放射線は人間が全くといって感じる事ができないのですから。おそらくもっと良い簡易測定方法があるかもしれませんので、引き続き考えていきたいと思います。
とはいえ、ガイガーカウンターで買ってきた食材をチェックしたり実際に毎日できるかと言うとかなり疑問ではあります。また外食が多い私としては、これもまた難しい課題です。せめて子供が食べるものは気をつかってやりたいと思っています。
ガイガーカウンターで測った結果、差が出た食品をどうするか?・・・難しいですね。一応、安全な食品が流通しているのが世の中の前提にはなっています。そうした食品に出会った時、個人がどう判断するかは、予め考えておく必要があるかと思います。安全と言われている食品添加物が多く含まれた食品に出会ったとき、食べるかどうかをどう考えますか?
最後に、私は市場に出ている食品についてここで述べるつもりはないのですが、1回目の実験と2回目の実験で大きな差が生じました。
正確な分析をすればわかるのでしょうが、1回目の実験では、
「元の挽肉は汚染が無いものとして考えています。」
の前提に間違いがあったように思います。・・・非常にブルーな気分になりました。
で、でも、きっと安全な食品が流通しているんですよね・・・・。
1986年のゴールデンウィークは山に登って晴天の中空気が美味しいとか言っていました。後になってチェルノブイリの事故を聞いて、日本にも放射性物質が来たと騒がれました。牛乳が騒がれた記憶があります。
それからしばらくして、秋月電子でガイガーカウンターのキットを見つけたので、何かの役に立つかもしれないと思い、組み立てました。ずーっと自然放射線しかカウントせず、違いが出たのは、山に登ったときカウントが上がる程度しか変化がありませんでした。今回の事故を聞いたとき気休めにでもと思い、お茶の間に置いておきました。3月14日の朝、初めていつもと違った状況が見られました。通常の5倍くらいのカウント数だった記憶があります。ニュースで東京の放射線が騒がれたのはその日の夜の事です。こんなおもちゃみたいなものでも重要な事がわかるのかとびっくりしました。
「知らない方が幸せ」という人もいますが、でもいやな気分になりながら現実知って生きていくのも大切かもしれません。