前回挽肉を用いた実験を行ったが、やや不可解な結果となったため、再実験を行った。
前回と同様に近所のスーパーで豚挽肉を購入し、前回と同様の計測を行った。
計測については、宇都宮さんよりご提案あった様に今回は100カウントとなる時間を計測し、これよりcpmを逆算する方法を取った。(注1)
また、β線を少しでも遮断する目的で前回は鉛版(t=0.5mm)を用いたが、どうもこの鉛版からも若干放射線が出ている感じがあったため、今回は近所のDIYショップより鉄板を購入しこれを用いた。(穴が開いていますが、2枚で穴を互いにふさぐようにした。)

BGの測定状態

パッケージ上での測定

塩の上

鉄板での遮蔽状態
前回と同様に減塩塩の量を5gづつ追加し、0g,5g,10,15gの測定を行った。
前回の反省点であるが、50gの挽肉に10gを超えて塩を加えていくと、肉がかたまり、もそもその状態になってしまうので、しっかりませる必要があるが、手間の問題もあったため前回と同じ方法にて行っている。
今回の結果からは、初期状態と比べ減塩塩を加えた状況では計測カウントが上がっている事がわかる。
尚、15g(~2000Bq/kg)の点が下がっているのは、遮蔽の海に限らず下がっていることから、やはりサンプルの混合ムラ等が原因では無いかと考えている。実際に袋内で塩のじゃりじゃりした感じが残っていた。
さて、前回との比較であるが、下記に参考として前回の実験結果を示す。

注目すべき点は、塩を加えていない状態でのカウント値の違いである。
今回のサンプルではバックグランド(BG)とほぼ近い値であるのに対し、前回のサンプルでは遮蔽なしの状態、並びにパッケージ上での計測結果がBGと比べて高い値を示した点である。また、(前回は鉛を用いたが)遮蔽の有無で差がかなり大きかった点にも違いが見られた。
こうなると、前回のサンプルを詳細な分析をしてみたかったが、どうも普通の状態では無かった様に思われる。
雰囲気的に遮蔽されていない状態で差がみられる事から、おそらくβ線が大きく関わる何かがあったのではないか・・・・日は異なるが、同じスーパーの同じ棚から購入した物でこの様な差がみられたのが非常に気になった結果となった。
注1)
低レベルの計測だと1分で計測を切ってしまうと、切ってしまう為に発生するバラツキが計測結果に入ってしまう為に誤差が増えてしまう事が考えられます。そこで、1分あたりのカウントを測るのでは無く、定回数カウントする時間から割り返す様な方法や、最初から10分間等ある程度の時間のカウント数からcpmを求める様な方法を用いた方が良いと考えました。100回のカウントはおよそ8分程度になるので、前回のN=8でのデータと統計的比較をすると状況がわかる様に思いますが、これは今後の課題とします。
今回作製したカウンターは、1分あたりのカウントと、連続カウントのモードを持っているので、連続モードで測定しました。
ただ、実際には1分程度の測定で状況判断できることは実際に使う際に有効なので使い分ける必要があるかと思います。
